議事録
2025年度第2回団体交渉を行いました
2025年度の第2回団体交渉を1月20日18時30分からサンパール白鳥で開催しました。
まずは法人より回答書が示されましたので、ご確認ください。
以下交渉内容をお伝えします。
Ⅰ.賃金改定に関する要求内容
1.賃上げ
回答書のとおり、「原資がない」という理由で、正規職員は定期昇給のみ、非正規職員は15円の昇給と現時点ではかなり厳しいものになっています。繰越金を使用し、予算をもう少し人件費に回すように要求をしましたが、経営的な考え方もあり現時点では難しいようです。また、いま国(政府)は、新たな補助金支給の方針を打ち出しています。この国の動きをを見て、昇給を検討するというスタンスです。物価高騰のなか、定期昇給以上の賃上げがなければ実質賃金がマイナスになることを伝えています。次回の回答を待ったうえで原資(予算)の見直しを求めて交渉を重ねます。
非正規職員の通勤手当は、勤務日数に応じて計算し支給されます。(今までは労働時間に応じて計算されていました)
技能実習生担当手当については、難しいようです。ただ、「言語の壁があるなかで頑張って指導をしてもらい感謝している」「しんどいところは各施設長に相談をしてほしい」ということで、指導の大変さに理解を示されました。
2.賃金制度
いまの60歳以降の給与決定方法については大幅に賃金が下がるため再考を求め、「定年まで昇給させること」と要求しています。給与決定法については変わることはありませんでしたが、新たに「60歳以降も昇給を行う」という回答がありました。また定年後再雇用となった場合は、時間給での支給に変更となりますが、定年時の基本給が維持されます。少しずつですが前進していることをお伝えします。退職金の扱いについてはまだ回答が得られていませんので、併せて次回確認し交渉を継続します。
また時間給基準表の上限撤廃を要求していますが、上限は必要であるとの回答です。まずは撤廃ではなく上限変更(上げる)を優先したいと考えています。
Ⅱ.期末一時金に関する要求内容
賃上げの項と同様で原資がないということです。まずは賃上げを優先としたいと考えています。
Ⅲ.労働時間の短縮・改善に関する要求
年間休日数を3日増の111日とすることを要求しています。具体的な回答はありませんでしたが、前向きに検討をしているということですので、次回に期待したいと思います。
バースデイ休暇については、現状の手当としての支給を継続していきたいとのことです。
採用月から年次有給休暇の付与することと要求しています。要求どおりとはなりませんでしたが、入社から有休発生時までの6ヵ月間に特別休暇(無給)が設定されます。使用目的が限定されますが、賞与や昇給に影響はないこと確認しています。
積立年次有給休暇の適用範囲の拡大を求め、「子の学校等の行事参加」を加えることを要求しています。「行事」の範囲が広すぎるということで再検討ということになりました。次回具体的に意見交換を行うことになります。
始末書提出の規程化については、施設間で始末書提出の基準が統一されていないことを問題視しています。労使協議の前に始末書提出となった従業員の方たちの実例を精査して臨みたいと考えていますのでご協力をお願いします。
夜勤の就業時間の統一について、法人は16時間夜勤導入について真剣に考えているということです。施設ごとに意見を統一して意見を持ってきてほしいとのことです。また夜勤の就業時間については、従業員個々の考え方に違いがあるようですので、各支部長や上司(各部門)を中心に再度話し合ってください。
前回の団交報告のなかでも触れていますのでご確認ください。
次回(第3回団体交渉)は1月31日18時30分からサンパール白鳥で行うことになります。また今後は本格的な交渉となります。皆様のご意見などもいただきたいと思いますので、所属支部の支部長を通じお伝えください。