議事録
2024年度第2回労使協議会を開催しました
10月23日18:30よりサンパール白鳥にて、今年度第2回目の労使協議会を開催しました。
まず法人窓口へ定年延長方針に関する組合員の意見集約を書面で提出し、目を通していただきました。意見として多く挙がっていた“職責評価表”と“定年延長時の給与”については、法人が作成した資料をもとに協議を行いました。受け取った資料の写真および抜粋したものを、以下に掲載します。
1.現状の継続雇用の給与
【フルタイム勤務かつ夜勤又はフルタイム勤務かつオンコールありの場合】
→正規職員としての勤続年数に10円を乗じた金額+時間給基準表の初任給。
【上記以外】
→正規職員としての勤続年数に5円を乗じた金額+時間給基準表の初任給。
2.60歳以降(定年延長)の給与決定方法および待遇
・継続雇用の給与算定方法により算出した時間給に171.3時間を乗じて得た金額を算定表と比較し、近い月給とする。(法人作成資料をご確認ください)
・賞与、手当については現状通り。
・退職金積立は60歳で停止し、退職時又は定年退職時に支払う。
・昇給はなし。
・異動については、59歳以下を優先する。但し、59歳以下を優先してもなお、異動が必要な場合はこの限りではない。
・定年延長時に求める職責を、正規職員職責評価表Lv1及び非正規職員職責評価表Lv4とする。
職責評価表については、例として介護職員を対象とした評価表を提示されました。正規職員の業務レベルとしてはLv1~Lv3まで、非正規職員はLv1~Lv4までという区分が設けられており、それぞれに業務内容の記述があります。業務内容としては具体的でないものも多く不完全な印象を受けます。
法人窓口より「職責評価表については、11月に予定している研修会で説明予定であるため、この場での質問は受け付けない」と組合軽視ともとれる発言がありました。また「改善の余地があるのは分かっているが、まずはこの形式でやってみてほしい」とのことでした。定年間近の方たちの立場に立つと、このような不完全なルールもとで就業することは、たまったものではないと思います。
人手不足により、時間に追われて十分なサービスが提供できていない事業所もあるなか、今以上に業務(職責、職務内容、条件)を減らすというのは無理があると思えます。それよりも、業務は減らさず、定期昇給もしてもらえて、退職金も60歳以降の年数を乗じた額を退職時に支給という待遇(安心して働き続けられる)の方が、人材流出の歯止めになるのではないでしょうか。
次回は団体交渉での交渉も検討しています。まずは、皆さんのご意見をお聞かせください。所属支部長あて、もしくはHP内「意見箱」にご連絡ください。