議事録
第2回労使協議会 第11回団体交渉を行いました
11月7日(火)18時30分からサン未来にて今年度2回目となる労使協議会を開催しました。終了後、続けて第11回団体交渉を開催しました。
〇労使協議会
法人側より堀川本部長、浅野施設長、久保施設長、谷本施設長、組合側より船川委員長、江本副委員長、神余書記長、川西支部長、速水支部長の9名が出席しました。
協議内容は「勤怠管理 サービス残業について」です。ユニオンニュースでもお伝えしましたが、組合が実施した勤怠管理についての調査結果、「サービス残業」や「休憩が取れていない」「施設によりかなりの違いがある」という現状を伝えています。この問題提起を受けて実施された法人側の確認作業の状況確認と今後の改善策の協議、今後の方針の確認を行いました。
確認作業が行われていない事業所もあるようですが、事業所ごとに業務改善を進めているということです。今回出席したすずかけの径、サンライズ屋島支部長は所属施設長を交えサービス残業の現状、改善案について話をしていきました。
また「サービス残業はしないということが大前提、やらなければならないこと・必要な残業は申請すること。また各事業所、部署で業務改善をすることで残業削減すること。残業ゼロを目指す。」このような方針であることを確認しました。
勤怠管理が適切に行われているか、今後も確認作業を続けていきます。
〇団体交渉
法人側より堀川本部長、浅野施設長、組合側より船川委員長、江本副委員長、神余書記長、の5名が出席しました。
交渉内容は「物価高騰対応一時金の再度支給について」です。7月に支給された一時金は勤務年数、勤務評価により支給対象とならなかった人がいる。依然として物価は上昇傾向で先が見通せないという理由で再度要求しました。結論からお伝えすると窓口からは前向きな返答は出ていません。
法人窓口によると
・昨年度収益が前年比23%減、今年度上半期10%減で収入が伸びていないので来年度の賃上げも厳しい。16拠点中10拠点が減収。
・一時金の支給が年2回となると社会保険料の再計算が発生し、結果負担が上がるはず。
組合として以下を根拠とし交渉しました。
・香川県9月の消費者物価指数は令和2年を100として105.6となり、前月比は0.2%の上昇、前年同月比は3.0%の上昇のなか、当然ながら実質賃金はマイナス、物価上昇に追い付いていない。
・今年度の春闘での平均賃上げ率は3.58%、また厚労省によると2022年度の介護職員の給与平均は29.3万円、今年度賃上げ率は1.42%。一方、瑞祥会、ルボアの今年度賃上げ率は0.77%と大きく下回っている。
・介護業界では低賃金のために他産業に移る人が後を絶たず、離職者数が右肩上がりで増加しているという問題がある。
一時金の支給(生活支援)が離職防止とまでいかなくとも、法人への貢献意欲やモチベーションの向上につながるはずと考えています。交渉で話をしたこと、根拠資料を理事長に伝えてもらい法人側で検討のうえ、次回回答となります。