議事録

2025年度第3回団体交渉を行いました

2025.02.02

2025年度の第3回団体交渉を1月31日18時30分からサンパール白鳥で開催しました。

前回持ち帰りとなった賃上げ、休日数ほかについて、回答書が示されましたのでご確認ください。

 

賃闘回答書(2025年度第3回団交 1.31)

(3ページ、4ページの順が逆になっています。見づらくて申し訳ありません。)

 

賃上げについて

回答書のとおり、国(政府)からの新たな補助金支給については、単年度のみであって先行きが不透明としたうえで回答がありました。

現在支給されている「特別調整手当」を廃止し、その額が基本給に組み込まれるという回答です。例えば基本給200,000円、特別調整手当25,000円支給されているとして、基本給が225,000円になるということです。(実際は給料表に照らし合わせ決定するので、金額の近い上位の級の額になる)これを踏まえて、年平均、月平均それぞれで回答書(2ページ)の表の通りの賃上げになるということです。基本給が増額(特別調整手当が組み込み)されるということは、将来受け取る退職金も増額されることになりメリットのひとつとなります。法人から「長く働いてくれている人に報いたい」という話がありました。人員確保がままならないなか、この長く働いてほしいという思いは理解はできます。

非正規職員についても30円の昇給という回答となっていますが、正規・非正規ともにこの額では今の物価高を乗り越えられないので、さらなる上乗せを要求しています。

 

法人回答書を基にシミュレーションしました。

賃金改定シミュレーション(←クリックしてください)

 

また、正規職員の給料表のの整理(改定)、非正規職員の時間給基準表の上限を50円上げる(無資格者の項以外)という話もありました。次回、具体的に確認します。

同時に「扶養手当」の改定ということで、「配偶者扶養手当」を廃止、「子の扶養手当」を拡充という回答です。(回答書をご確認ください)「これからの若い職員をサポートすることに力を入れたい」としきりに話をされていました。確かに子育て真っ最中で教育費負担が大きい職員のサポートを手厚くすることについては同意し歓迎します。また国の政策や法人の考え方に理解はできますが、いきなり配偶者扶養手当が0になるのはどうなのでしょう。

 

通勤手当について

実通勤回数に応じて計算し支給されるということですが、「4km未満」にも支給、および上乗せを要求しています。燃料代が高騰しているので再考するよう伝えています。

 

労働時間の短縮・改善について

年間休日数を2日増の110日とする回答です。

ただ、月当たりの休日数の割り当てが決まっており、シフト作成に苦労するという声が聞かれます。変形労働時間制のルールの中で部署ごと柔軟に対応できないか検討をお願いしています。

 

60歳以降の退職金の扱いについて

60歳以降も退職するまでを勤続期間として算定してほしいと伝えています。ただ60歳以降は賃金が下がってしまいますので取り扱いをどうするのか、次回の回答を待って交渉を継続します。

 

積立年次有給休暇の適用範囲の拡大について

「子の学校等の行事参加」を加えることについては、前向きに検討されるようです。「行事」の範囲について具体的に提案しましたので次回の回答を待ちたいと思います。

 

始末書提出の規程化については、各支部から集まった実例を基に話をしました。組合の調査は限界があり、それぞれの背景や経緯などが確認できませんでしたので、法人持ち帰りとなっています。法人窓口からは「普通に業務を行っていての物品破損などはどうなのかなど、疑問が出ているのですね」と理解を示されました。

 

次回(第4回団体交渉)は2月20日18時30分からサンパール白鳥で行うことになります。

今回の回答に対して多くの組合員の方のご意見をいただきと思います。所属支部の支部長を通じお伝えください。