活動報告
2021年度第11回団体交渉を開催しました
10月29日(金)18時30分~20時、サンパール白鳥で団体交渉を行いました。
組合からは江本副委員長と神余書記長、法人からは浅野施設長と堀川副施設長が出席しました。
今回の要求項目は以下のとおりです。
(1)看護職ならびに介護職の定年を満65歳とし、定年に達した年度末をもって退職とすること
(2)上記(1)以外の職種についても同様に規定すること
(3)1級職員への退職金支給について
(4)正規職員への年末年始勤務手当について
今回は法人の考えを聞き、質問にとどめています。簡単ではありますが、お知らせします。
(1)(2)について
2025年をめどに全職種一斉にやりたい。その人のライフプランや体力、責任、権限などのバランスを考えながら検討し導入する。2025年を待たずに早まる可能性はある。基本のところは法人で検討するが、組合も提案を受ける。
また年度末にに統一することは、再雇用できない場合もあるのでリスクが高い。誕生月の方がリスク分散できる。経営的なメリットを考えて提案してほしい。
(3)について
支給しない。経営への貢献度(加算)が違う。専門性の違いが大きい。そもそも瑞祥会は介護福祉士にこだわっている。無資格者を有資格者にという事で、資格取得のための研修や補助をしている。だから自分を高めるために、資格をとってください。給料も上がる。1級職員は毎年試験を受ける前提だが、受けない人もいるというような話もありました。
また1級職員は正職員であることを確認しています。
(4)について
支給しない。正職の労働は、業務命令によって決定している。パートに土日祝手当てを作ったのは、正職が土日祝に休めなかったから。その正職に手当てを出すとなるとズレが生じる。
定年延長について、春の交渉の中では「看護、介護のみ来年度から…」という話がありました。今後2025年までに定年を迎える方々にとっては大変重要な事項です。60歳を迎えても体力的にも十分、意欲がある方もたくさんいます。人員不足が叫ばれるなか、貴重な人材の確保のためにも早急な定年延長導入は必要です。
1級職員への退職金支給について、法人は資格取得のための補助や仕組みを用意してくれています。頑張って資格を取りましょうという考えは、法人と同様、当然のことと理解しています。ただ1級職員は、2級職員(役職者以外)と同じ責任のもと同じ業務をこなし、大切な戦力として働いています。だから「退職金支給を」とお願いしています。
年末年始手当について、福祉に携わる者として、365日24時間土日関係ないことは心得ていますが、特に年末年始はシフト調整に大変苦労します。手当を支給することで人員を確保しやすくなりますし、法人にとって、従業員はは働いてくれているのです。従業員の気持ちを考えて検討していただきたいと思います。
今後も団体交渉を重ねていくことになります。随時お伝えしてまいります。